牛野第二弾 冬キャンプ備忘録 2017.12.16

murashi

2017年12月18日 14:20

クリスマスシーズンである。
我々アパレル業界は最も多忙な期間となる。
アパレル店員のくせに着膨れ、なおかつ土日ばかり休みとなっている公務員のような私は本日もキャンプする。

さて今回も大衡村 牛野ダムそばでホームレス。


写真は相棒父の荷物置き用テント。

そろそろ愛すべきブルーシートタープも限界である。まだ3回くらいしか使ってないが。

何故か。 やはり完全に覆われる空間ではないから寒さがこたえる。
そしてそれ以上に、これから冬を迎え、春の音が聞こえ、啓蟄の日を迎えたとき、様々のお客様をお迎えすることとなろう。更に暑くなれば、血を吸う輩まで出てくる。
そんなとき、ブルーシートタープでは無防備なのである。どうぞ、アルコール中毒の私の血を吸って下さいとなる(酒呑みは体温が高いから刺され易いとよく言うではないか)。私は虫に対しては優しいが、蚊に刺されるのは嫌いである。相棒は、虫自体がもはや嫌いである。
これを踏まえて、もう少し増強しても良いかもしれないという話になった。貧乏キャンプのはずだのに、どうも欲が出てくる。より快適に過ごしたいという気持ちと欲が混ざり合って、ついつい色々物色してしまう。
自分たちへのクリスマスプレゼントとして、ひとつくらい剛健な物があってもいいのではないか。
今回牛野で二度目のキャンプの結果、スクリーンタープの購入を決意した。

理由はあとふたつある。
この日は比較的強風であった。
いつもの通り、ブルーシートタープを張り、焚き火をバケツでおこし、ぬくぬくとしたまま 牛肉バーベキューを食らい、オイルサーディンをアヒージョ的に食らい、鶏を茹でたもの、その茹で汁でもってしてスープをこしらえた物を食べひと心地ついた。
この茹でた鶏と、オイルサーディンはとてもオススメなので後日ご紹介しよう。




ひじょうに暖かい。防寒着を尚も増強した。ヒートテックなるものを生まれて初めて着用したがあれはたいしたものですな。
食事、防寒着に加え、ブルーシートタープは外気から我々を守ってくれた。焚き火をしていると、暑いくらいである。見事な温熱空間が出来上がっていた。


いい加減酒を飲み、

この年初めての高級ボジョレーなんぞを飲み、飲み易くてほぼ飲み尽くし、寝る。

強めの風が吹く。ブルーシートが物凄い音ではためく。ピンと張っていて、形はまるで崩れないがいかんせん音が物凄い。
寝ているとその音ばかりが気になり始める。崩壊するのでないかしら、と妄想し始めると怖い。

前回牛野は静かな夜で、狸らしき獣のコソコソとした襲撃の音もすぐに気づくが、このブルーシートのバコバコする音は強風の風の鳴き声と相まって何だか物凄い。眠れぬ。
相棒はというと太平楽に寝ている。
物凄い神経である。とても鬱とは思えぬ。

このこともあり、翌朝寝不足で起きると一面の雪景色となっていた。それはそれはもう、美しい景色である。



しかしながら撤収作業が辛い。ブルーシートの中に吹雪が入ってくる。フルクローズするタープの中ならば、細々としたものを仕舞うにもここまで焦らず出来るであろう。

よく金をかけずにここまで頑張れたと思う。世の中には冬でも夏でもタープなんぞ使わぬという御仁もおられる。
そういう者にわたしはなりたい。いつか。
いかんせん我々は若輩者であった。若くはないが、快適さを求める二人の日本人であった。そして快適さを求めるのもまた、悪いことではない。

しかしバケツの焚き火台は壊れるまで使う。
いい味が出て来ているのだ。

さすがの繁忙期、次週はキャンプに行けない初めての週末である。しかしキャンプのことは毎日考える。






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